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コラム「コーポラティブハウスについて」#05.コーポラティブハウスの資産価値 [コラム(blog版)]

コーポラティブハウスの資産価値はどうなんですか?と質問されることがある。不動産の資産価値を評価する方法が価格査定であるが、コーポラティブハウスの価格査定は、マンションと同じように査定されるものと考えられる。
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コラム「コーポラティブハウスについて」#04.地下室の有効利用 [コラム(blog版)]

土地の有効利用といった観点もあり、コーポラティブハウスは地下室を積極的に活用している。今までのゼロワンオフィスでも三鷹の M-split 以外には全て地下室がある。もちろん反省点もあるが、メリットも数多くあることは実証されてきている。プライバシー性は高いし外の気温の影響も少ない。防音性能も確保しやすい。そして何より性能云々と言うより、なにか妙に落ち着く空間なのだ。こればっかりは実際に生活体験をしてみなければわからない感覚かもしれない。しかし、地下にはやはり地下を意識した設計というものが必要なことは確かである。自然採光を貪欲に取り込むことがプラスアルファとしてとても重要なことである。最大のネックは湿気ではなくやはり自然光と言ってもよい。一番手っ取り早いのが床面積を欲張らず、吹き抜けを設ける設計だ。
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コラム「コーポラティブハウスについて」#03.郊外におけるプロジェクト [コラム(blog版)]

郊外の物件に対する強いニーズがあることは承知している。しかし、郊外の場合どうしてもコーポラティブハウスのメリットが見えてこないのだ。郊外ともなるとエリアも広範囲となり、人が分散してしまって集まりにくいのも事実だ。戸建て住宅が競合となり、そのニーズはやはり強い。一方、郊外のマンションの価格相場はかなり低めの設定になっている。デベロッパーも都心部に建設する場合はクオリティを上げるが、郊外だと価格勝負を主体とすることが多い。土地代だけでなく、建設コストも抑えているマンションが多いのだ。規模を大型化し、緑豊かにゆったりと共用部を確保する計画のコーポラティブハウスではなかなか価格の面では勝負できない。ゼロワンオフィスだけではないだろうがコーポラティブハウスの場合、建設コストが分譲マンションより高いことが多い。となると、住戸価格のうち土地の比率が下がって、建設コストの比率が高くなると最終的な価格面で割高感が出てしまうのだ。経済設計を否定するつもりはなく、とても重要なことと考えるが、かといって今ゼロワンオフィスで進めているプロジェクトにおいては至上主義ではない。その地にふさわしい設計やコンセプト、入居者の居住性、性能を優先している。郊外のプロジェクトであれば、都心部より建物に十分コストをかけられ、緑豊かで魅力的な環境を作り出せるであろうことは十分理解しているので、近いうちに一つ実現してみたいものである。
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コラム「コーポラティブハウスについて」#02.プロジェクトの立上げ(土地所得について 2) [コラム(blog版)]

コーポラティブハウスに路地上敷地でのテラスハウス方式のものが多いのは、まさに土地価格による。戸建て住宅には広すぎて、かつ、小割にも出来ない。建築基準法上の共同住宅が建てられないこのような土地はデベロッパーも手間ばかりかかるので手を出さない。ほとんど競争相手がいないため、破格の土地価格になることがあるのだ。ゼロワンオフィスの場合、先日竣工した三茶ハウスや今進行中の弦巻プロジェクトが当てはまる。設計者としては共用部の創り込みをしにくいことや、外観の全貌が道路から見えにくいなどデメリットもあるが、こじんまりと建築的には面白いものを作りやすいメリットがある。
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コラム「コーポラティブハウスについて」#01.プロジェクトの立上げ(土地所得について 1) [コラム(blog版)]

新規プロジェクトを立ち上げるに際し、土地選定と取得をどうするかが一番悩ましいところだ。理想は組合が結成されてから土地取得の契約をする流れなのだろうが、まだまだ、手付金も払わずして他には売らないと言う約束を取り付けられるケースはほとんどない。良い土地ほど先に手当てをしておかないと後で土地の入手が出来なくなる可能性が高いので、今のゼロワンオフィスのスタンスは土地の手付金を払った上で、参加者を募集開始すると言う仕組みだ。他のコーポラティブハウス計画では土地の手当てをなにもしないまま募集を開始するところもあるし、完全に取得してから募集、もしくは正反対に全員集まるまで待ってもらっている理想的なケースもあるようでさまざまなスタンスがあるのが現状であろう。

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コラム「住まい考察」#12.「永遠」に対する考えかたについて [コラム(blog版)]

何かを永遠に残したいという願望は、最近の思想からは縁遠いものとなっているように思える。いや、元来日本人は永遠より移ろいやすいものに魅力や共感を得る民族と言えるかもしれない。祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・、往く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・、そんな日本人でもやはり永遠に残したい!残すべきというものもある。
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コラム「住まい考察」#11.道具 [コラム(blog版)]

本当に久しぶりのコラムである。今回は広い意味での「多くの道具、少ない道具」について考えてみたい。
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コラム「住まい考察」#10.ラドンについて [コラム(blog版)]

~地下室のラドンは本当に心配?~

地下室のラドンの影響は?
今、地下室において天然放射性物質ラドンの影響が大きいとの心配の声も聞かれるが、実態はどうなのか調べてみた。
人体に与える影響として、血中の中性脂肪やコレステロールの代謝を促すなどのプラス面もあることは、ラドン温泉等の効能からも想像される。一方で発ガン性が多少なりともあるのではないかという疑問は、ラドンが欧米においても自然放射能負荷の原因にもなっているため否定はできない。
とはいっても発ガン性に対して神経質になってみれば、化学系床材(塩ビ系)や防虫処理、接着剤(フォルムアルデヒド等)、ポリ塩ビ系壁仕上げから検出される室内汚染の影響、ダイオキシンやフロンの発生等々と比較してみれば、自然界から受ける自然放射性物質というのは人体にとって微々たるものと考えられる。
空気滞留が他の階に比べ大きい地下居室に大切なことは、室内換気と壁の遮蔽性への配慮であることは間違いない。今回の創作住居に関して言えば、地下階の耐圧盤に35cmものコンクリート床をはっているため、放射線の遮蔽に有効に働くと考えられる。以下参考までに、言葉の意味として、資料を掲載した。
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コラム「住まい考察」#09.家相について [コラム(blog版)]

~科学や技術が全てではない~

今回は一転して家相についてお話してみたい。
Dr.コパなる人の活躍(?)で一気に若い人までもが家相に興味を持つ現象は、もはや定着したかのようだ。今までの、ややもすると現実離れした占的なものより、一応建築家と自称しているだけあって、多少現実味のある内容とインテリアや小物と言った誰でもが手を加えられる部分に、ラッキーカラーなど女性雑誌に必ずついている占的な要素を当てこんで焦点を当てたことが、脚光を浴びた大きな要因と思える。
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コラム「住まい考察」#08.常識とは?土地の価値基準が変わる(2) [コラム(blog版)]

~南道路や角地がそんなに有利?道路の持つ大切な意味~

前回、土地に対する常識について、査定方法や建築基準法が変われば、まったく逆になってしまう例もあることを述べさせていただいた。今回もその土地に対する価値観の矛盾ついてお話したいと思う。
たとえば、南道路は不動産広告で売り文句の一つになっている。角地も同様に売り文句であるし、固定資産税の算出などの査定でも割増である。
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