どっちをむいて仕事をするのか?
本当のお仕事もその姿勢なり、誰のためになるのかと言う矛先はとても大事ですが、ここでのお話はもう少しお気軽に目線のお話。
我が家のキッチンは対面式と言われるアイランド型のカウンター。
だけれど、むいている方向はリビングでもテレビでもありません。
そうドライエリアのグリーンに向かってます。
暮らしてみて6年を過ぎ、んー、やっぱり正解だったなと。
いつもどっちをむいているのか、何が目に入るのか?
実はとても設計する上で大事なポイントなのです。
鈴なりに白い花を咲かせるとか、もともとヨーロッパにはなかった樹木で、英国では輸入されたエゴノキを「日本のスノーベル(雪の鈴)」と呼んで香りと共に親しんでいるとか、いろいろ調べて選んだエゴノキ。なのに、去年までは、少ししか花を咲かせなかった。しかーし、今年はきたーーーー。鈴なりの花。やっぱり、北向きの地下では無理があるのかなと心配していましたが、3年目にしてそんな不安を一気に吹き飛ばしてくれる勢いで咲いてます。
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アップにするとこんな感じ。なかなかいい感じなのです。

ただ、何事も良い事ばかりとはいかないのが現実。うれしくない蜂クンたちが頻繁に飛んできて花から花へ長居していくのです。あまり虫が得意とは言いがたいので気軽にテラスに出れない。。。。。
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目覚めてテラスを見るとそこにはサクラの花びらが。
今年も改まってお花見はしていないけれど
日常生活の場で、なにげにサクラと触れ合えるなんてのも
いいもんだ。
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うちの目の前はサクラがすっごくきれいだから!!
ぜひ、お花見のころに遊びにきて!!
なんて
あっちこっちに声をかけていたけど・・・・・
バタバタしてるうちに散っちゃう。
今日の雨で完全に終わりだろうな、
あー、また、口先だけに。。。。
声をかけた人たち、すみません。
おっと、
そう言えば、新緑もきれいですぞ。
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ダウンライトのように見えるこの明かり。
実は、屋上で集めた太陽光を光ファイバーで地下まで誘導してきた光なのです。太陽が出ていないときは、もちろん光りませんし、日の強さによっても光が変化するあたりも、それはそれで自然のリズムで結構いいものです。紫外線をカットしたやわらかい光も室内ではかなり明るく輝いて見えます。
こんな風に光のデザインもできるところがコーポラティブハウスのすごいところ。
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上の写真の左隅に見える緑のアップの写真です。このライムポトス、ここに引っ越して来てからもう8ヶ月が過ぎましたが、一度も外に出したり、自然光に当てたりしていません。驚くことに光ファイバー越しの光だけできれいに育っているのです。

この光りは、絶対に太陽光が届くことがない場所にある玄関から、地下にあるリビング奥の階段室全体に降り注ぎ、途中の寝室からも感じることができます。部屋の奥が暗く沈んでいるのと、明るいのとでは部屋全体の雰囲気がまったく異なります。ちょっと、贅沢かなと思った装置ですが、体験してみてかなり満足です、人にも勧めたいくらいです。
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我が家に来たガーゴイル。
ガーゴイルとはパリのノートルダムの屋根にもあるグロテスクな姿をした像。日本の鬼瓦のように元々は魔よけの意味があったと言われている。愛嬌のある風貌から悪魔像の彫刻ばかりが有名になっているが、本来は雨どいの排水口という機能がある。
逆に建築の世界では、屋根などの水を樋につながないで、直接雨水を垂れ流すその排水口部分をガーゴイルと呼び、そこに悪魔像などの彫刻があるかないかは関係がない。
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雷小僧にもETにも似てるような顔で、リビングを見下ろすように小生意気な表情で指をくわえる表情は実に生き生きとしていて、かわいいでしょ?こんなのが一つインテリアに加わるだけでも部屋の感じが変わるから不思議です。
事務所の近所のお花屋さんで見かけたもので、ずっと欲しかったものなのです。ちなみに01のスタッフからのプレゼントされました。Thanks!
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モルタル床のシンプルな部屋に合うダイニングチェアを探してた、ずっと。
やっとめぐり合えたのが、ハッリ・コスキネンによる木製のチェア。
ネクストマルニというブランドで注目を浴びるシリーズの中の一品。
(コスキネンはフィンランド出身のデザイナーで
Momaの永久展示作品になったブロックランプが特に有名。)
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木製でこれほどのシャープなデザインはなかなかの逸品。
ナラ角材の細い足。座面を支える横架材も細く見せるために
上下ダブルに見せるディテール処理など、
なかなかうれしくなるデザインだ。
(ちなみに上の写真、
同じように見えるガラステーブルの足はスチールで、
重量は60kgほどもある超ヘビー級なのだが
チェアのほうは木製、片手でも簡単に持ち上がるほど超軽量)

このチェア、構成がかなりコンセプチュアルで
直線的でシャープな「線」の構成による構造フレームに
ぽつんと浮いた形で座面が乗っているのだが
座面は一転して緩やかな曲面のプライウッドで、
「薄い面」という構成となっている。
線と面の明確な使い分けや、
それぞれのエレメントがしっかりと独立している辺り
建築の構成にも通じるものがある。
全体的に細くて繊細な感じなのだが、
力学的合理性が高い組み立てに
背が低く腰までしかない特徴的なフォルムも手伝って
全体の印象としては力強ささえ感じる安定感ある椅子になっている。
椅子を知り尽くし、木材の性質を知り尽くし、
そして高い生産技術なしではできないデザインだ。
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できたなあ!って、
感慨にふけって、しみじみと部屋の中に身を置く。
ふと、ここに立つのは初めての経験じゃない気がしてくる。
工事中には何度もここに来ていたのだから
当り前とも言えるけど、そうじゃない。
実際に来たことがあると言うのではなく
もっと遠い記憶の中のような、幻想のような、、、
とても不思議な感覚のデジャブ体験
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もしかして、、、、
前に来たのは、設計の時?イメージの中の世界?
デザイン時の「イメージの中でのシーン」と
目の前の「完成した現実」が、かぶって見えるのであろう。
改めて見てみると、「模型」と「実物」も見事にいっしょだ!!
(これにも感動!。。。おい!僕は本当にプロ??笑)

これが初めて来たんじゃなく感じる不思議な感覚の正体。
バーチャルな世界とリアルな世界間をワープするようなトリップ。
超能力者や預言者になったような、、、不思議な感覚。。。。
イメージがスケッチになり図面となる。
そしてこのような模型を通じて現実の世界になる。
一年前に疑似体験したのもが今現実となった。
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