椅子の話 インデックス [椅子の話]

10.トーネット ロッキングチェア
09.エメコチェア
08.レッドアンドブルー
07.artek60
06.ハニーポップ
05.低座椅子
04.スタッキングチェア
03.トリップトラップ
02.HIROSHIMA
01.ペリカンチェア

10.トーネット ロッキングチェア [椅子の話]

staff higuchi

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1796年、ドイツのなめし革業者の家に生まれたミヒャエル・トーネットは、
指し物職人(板を組み合わせて机、たんすなどの器具を作る職人)の修行をした後、23歳で家具職人として工房を設立しました。

1830年、トーネットが34歳の時に曲木の製法を開発し、
成形合板の原型といえる積層材による椅子を発表。
手に入りやすく安価なブナ材を使い、パーツを組み立てることで
大量生産・大量輸送という近代システム構築の先駆者として活躍しました。

トーネットの曲木椅子以降、19世紀後半から20世紀前半にかけて
アールヌーボー、ゼセッション、デ・スティルなどの
芸術、建築の運動がはじまり、数多くの近代様式が生まれました。

良質なものを市民の手に届ける、良い意味での大量生産家具という
ものを生み出したトーネットの椅子は、多くの作品が今なお名作として
世代を超えて大切に使われています。

09.エメコチェア [椅子の話]

staff かん

アノニマスデザインの傑作、
エメコチェアをご紹介します。

emeco




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08.レッドアンドブルー [椅子の話]

staff 高村

今回はヘリット・リートフェルトデザインのレッドアンドブルーを紹介します。
幾何学的で単純なこの椅子。目を引くデザインとカラーリングが個性的です。

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自ら「美しく空間的なデザインが直線的な材料と機械によって創りだせるという証明」と語るように、この椅子は、幾何学的メカニズムでデザインされており構造上は単純で原理的です。しかし、そこから生みだされた造形に見られる、一つ一つのパーツの交差による独特の空間的ハーモニーと美しいダイナミズムは、実に多彩で複雑な表情をこの椅子に与えているといえます。


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07.artek60 [椅子の話]

staff 濱口

北欧・フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトのスツールを紹介します。artek社より販売されている「60」で、まず名前が「数字のみ」というところからスマートです。artek社はアアルト自身により設立された会社で、その他の製品名称も、数字もしくはアルファベットで名付けられています。

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■artek 60/制作年:1933 サイズ:W350Φ・H440

デザインは、まさにシンプルイズザベスト、飾り気のいっさい無い姿をしています。また白木の素材感と脚のラインがいかにも北欧らしいデザインとも言えます。この脚のラインですが、なんとアアルトの特許による「曲木」の技術により製作されており、別名「アアルトレッグ」と呼ぶとのこと。



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06.ハニーポップ [椅子の話]

staff 高本

椅子ブログ6回目です。
紙で出来た椅子「ハニーポップ」をご存知ですか?
グラシン紙

厚手の紙ではなく、薄いぺらぺらのグラシン紙という紙で出来た椅子です。
椅子なので、当然人が座る事が出来ます。
繊細な為、座った部分が、おしりの形に変形します。

そんな椅子ができるのかと疑ってしまいます。
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05.低座椅子 [椅子の話]

staff 藤田


「椅子」ブログ5回目、
私が選んだ椅子は長大作デザインによる低座椅子です。

長さんが板倉順三建築事務所に勤務されていた頃、ある歌舞伎役者に老齢の母親がくつろげるような椅子をと依頼され、この椅子が生まれました。

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□低座椅子/製作年:1960年 サイズ:H65・W55・D68.3・SH29


特徴的な背もたれ部分の曲線は柿を切ったとき、断面に表れる力強い曲線に魅かれ、そのイメージに近づけようとしたそうです。


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04.スタッキングチェア [椅子の話]

staff丸山

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Ercol スタッキングチェア 製作年:1957年 サイズ:ssからLLまで

イギリスのアーコール社で1957年にデザインされた「スタッキングチェア」です。アーコール社は、イタリアに生まれ20世紀初頭にイギリスに移住した家具デザイナー、ルシアン・アーコラーニによって1920年に設立されました。
この「スタッキングチェア」は蒸気による曲げ木技術で生み出されたニレ材とブナ材の木製チェアです。伝統的な製法とモダンなデザインが融合されているシンプルですっきりとしたデザインのこの椅子は戦後に建てられたイギリスの小さな家やモダンなインテリアの住宅にも難なくフィットしたそうです。名前の通り、垂直に積み重ねられるようデザインされていて、子供用のサイズはイギリスの小学校などで使われていました。

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03.トリップトラップ [椅子の話]

staff 神出

ノルウェーにあるストッケという家具メーカーが発売した木製の椅子です。北欧の豊かな自然は独自のデザイン文化を生み、また健康を考えた人間工学の視点から医師や専門家の協力を得てデザインされており、子供が足を置くための丈夫な足のせ板や座面の板が10段階以上も設定ができ、大人になっても充分に使えます。
デザインはとてもシンプルで座り心地は木のぬくもり奥行きのある座面が安定感をもたらし、長時間座っていても疲れない椅子になっています。

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>■トリップトラップ/制作年:1972 サイズ:W457・D492・H785

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02.HIROSHIMA [椅子の話]

staff たか

広島の木工家具メーカー「マルニ」よりこの春発表されたのが、深澤直人デザインによる『HIROSHIMA(ヒロシマ)』。
制作にあたってはハンス・ウェグナーの「Yチェア」に並ぶ定番つくることを目指したそうですが、「Yチェア」と写真のアームチェア、両者には共通して、動物の骨格や樹木の枝を思わせるようなフォルムを感じます。

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■HIROSHIMA アームチェア/制作年:2008 サイズ:W566・D530・H765・SH420

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