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こだわりのデザイン-10:コンクリートの表情 [ゼロワンの設計を語ろう]

コンクリートはセメントと砂利と砂および水を混ぜたものを型に流し込んで固めるもので、その表情は型枠の表面で決まる。(強度は配合で決まる、実にデリケートな素材である)
つるつるの型を使えば、つるつるな表面、ざらざらな表面の枠を使えば、ざらざらな表面になる。よく見られる打放しはつるつるな表面が多いが、型に使うベニヤ板そのままではざらざらになってしまうため、型枠ベニヤに塗装を施す。かつてはベニヤではなく杉板を使い木目を出す仕上げも多く見られたが、最近では高価なためか、あまり見られない。
一見、ローコストに見える打放しであるが、型枠に塗装を施したり、きれいに仕上げるために新しい材料しか使えないであるとか、仕上がり表面を保護するために無色透明の撥水材を塗るなど、下手にタイルを張るより、よっぽどコストがかかっている。
とは言え、表情の自由があり、素材感を活かした仕上げは他に見当たらないので使わない手はない。今回のこだわりはその表情について。
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■J-alleyエントランス部分の壁の表情
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