
staff 安藤
新年明けましておめでとうございます。
ゼロワンオフィスでは現在、自由が丘で2つの賃貸マンションプロジェクトが進行中です(at will/自由が丘→
賃貸入居者募集開始しました!)。同時に、神奈川での木造住宅の設計が着々と進んでいます。
また、昨年は京都でホテル・カフェの設計に携わりました。既存建物をリノベーションし、1階ではフィンランドの建築家アルヴァ・アアルト設計の書店内のカフェ「カフェ・アアルト」の2号店がオープン。そして上階はカプセルホテルとして生まれ変わりました。設立30周年という節目でもあり、新しいことにもチャレンジすることができ、非常に充実した一年でした。
本年も、変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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正月休みは実家でゆっくりと過ごしました。箱根駅伝では母校が頑張っていることもあり、二日間テレビの前でその力走を見守っていましたが、毎年、母校の健闘以外にも注目しているものがあるんです。それがサッポロのコマーシャル。「大人エレベーター」エレベーターの扉が開くと、その階数の年齢のゲストが登場してインタビューにこたえるとういもので、ゲストの人生観や仕事観に触れ、刺激を受けることが多いです。今年は58階、脚本家の三谷幸喜さんでした。
https://www.sapporobeer.jp/beer/「喜劇は、お客さんの反応がダイレクトに伝わってくる。『笑ってくれた、嬉しい』という気持ちになれる方が人として健全と思える。逆に『よし、泣かせてやったぞ』とは思えない。泣かせるのは、しちゃいけないことをしている気がして」
なるほどそういう捉え方もあるのか、と感心(確かに、感動して泣くのも時には気持ち良いですが、泣いている姿は恥ずかしくて他人には見られたくありません。本来「泣かされること」は嫌なことで、「泣かすこと」はその嫌なことを強いることなのかもしれません)。と同時に、ダイレクトなリアクションがあってそこに仕事に対する喜びを感じるという点は、著名な人であっても、自分であっても同じなんだということを再認識しました。
そこでふと、彼にとっての「お客さんを笑わせること」は、自分にとって何だろう、と考えたときに、お仕着せでない自由な住まいを供給して、一人でも多くの人に自由設計の暮らしの良さを知ってもらうこと(欲を言えばその結果「ありがとう」と言ってもらえること)だ、という初心に行きつきました。サッポロ、おそるべし。
昨年はコーポラティブハウスの新規企画こそできませんでしたが、今年はまた新しい企画を打ち出せるよう取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
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