staff 安藤
当たり前すぎて手垢がベタベタついた言葉ですが、「メモをとることは大事だ」ということを実感します。
たいてい、自分の記憶力を過信してその場でメモをとらなかったことを、別の作業をしているうちに忘れてしまうということが原因。その場では覚えられるだろうという気になってしまい、書き留めるというちょっとの労力を煩わしく感じてしまうのが問題ですね。自分を過大評価しないこと(そもそも自分に記憶力なんてありませんから)、紙にさっとメモする環境を整えること(常に手帳とペンを持ち歩く、すぐ書き込めるように机にメモ帳を置いておく)が、大事なのだと思います。
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管理組合の理事会に出席したときのことです。質問されたことに対して私がこたえていたら、質問した理事の方はそれを熱心にメモされていました。そういう場面に遭遇すると、自分もその場で出た議論をきちんと記録して忘れないようにしなければと感じますし、説明をする本人としても(メモの有無に本当は関係ないですが)、間違ったこと、あやふやなことは決して言ってはならず、わかりやすく正確に発言しなければという意識が高まります。
自分自身、その重要性はしっかり認識しているはずなのですが、改めて、メモをとることって大事なんだなぁと感じました。
メモをとることについて参考になるのは、SHOWROOM株式会社の前田社長の著書「メモの魔力」です。この場合は、言われたことを書き留めるだけでなく、日ごろ頭に浮かぶアイデアをすぐに手元のノートにメモするという行為も含まれます。仮によいアイデアが思い浮かんだとしても、次の瞬間には消え去っている。普段そんなことを何気なくしているのだとすると、もったいないということに気づきます。著者は自身を「メモ魔」と呼ぶくらいですが、それくらい徹底した姿勢が新しい価値を生むのだとも思います。
もう一人、メモをとるということの大事さを教えてくれたのが、前職の上司でした。建設会社の監督なのですが、それこそ毎日のように新しくやるべきことが発生しては、それをひとつづつ消していきます。上司はそれをひとつひとつリスト化して、終わったら消していく。消さないことにはなんだか気になって仕方がない、という状況に身を置く。職人にやってもらうことは箇条書きで書いて毎朝朝礼で直接渡す(一般的にはそれを「指示書」と言いますが、上司は親しみを込めて「お手紙」と呼んでいました)。でなければ、やるべきことなんてすぐ忘れるに決まってるだろう、人間そんな完璧じゃないんだから、と。そういう、当たり前と言えば当たり前ですが、地道なことを丁寧にするのが仕事だと教わりました。
気づいたらすぐメモをとる。習慣にしたいことです。
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staff 安藤
南青山でプロジェクトが進行中です。
地上14階建て、住宅と事務所と店舗の複合ビル計画です。
先日、計画地にて地鎮祭を無事執り行いました。
再来年秋の完成に向けて、いよいよ工事がスタートします。
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staff 安藤
先日、東京ドームに行ってきました。
目的は、大好きなロックバンド THE YELLOW MONKEYのライブを観ること。もともと4月に予定していた公演が中止になり、その振替公演という位置づけで7か月ぶりに実現しました。大規模イベントの自粛要請が出て以降、東京ドームで観客を集めて音楽イベントを開催するのはこの日が初めてだったようで、エンターテイメント業界でも注目の公演だったようです。そんな注目度の高いイベントに参加できたなんて・・・本当に運が良かったと思います。チケットがとれたと分かった瞬間飛び上がりました。
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ただこのような時期なので、人が集まるところへ行くことに抵抗があったのは事実です。これで感染者数がさらに増えるようなことがあったらどうしよう、という恐怖もありました。それでも主催者側が徹底した感染拡大防止策を講じていて(事前にCOCOAをインストールして稼働させることを必須とする。マスクはもちろん、検温・消毒をして入る。時間をずらして分散入場する、など)、だからこそ自分がやれる対策をきちんとしながら楽しもうと思うようになりました。4月に楽しむ予定だったものが中止になってしまった、その悔しさを晴らしたいという想いもありました。
通常5万人ほどのドームのキャパシティに対して今回は1万9千人の観客。座席は前後左右が1席づつ空いていました。歓声をあげたり歌ったりするのも控え、拍手と、全席に配られたフリフラ(無線制御のペンライトですね)の光でメンバーに想いを伝えます。最初はもどかしさも感じましたが、歓声がないながらも終始あたたかな空気が会場を覆っていました。
結果論ですし、ちょっと不謹慎な言い方かもしれませんが、脅威があったからこその特別な公演を体感できたと思います。
人が集まって、楽しい「場」を共有する。これまで当たり前だった日常が、これをきっかけに、はやくもとに戻りますように。
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