建物名称決定! [tradica[吉祥寺]]
staff fujita
菅から前フリがありましたが・・・
先日の総会で(仮称)吉祥寺東町コーポラティブハウスの建物名が決定しました!建物名は投票の結果、「Tradica(トラディカ)」に。
組合員、設計者、コーディネーターそれぞれ案を出し、メールで事前投票→2案に絞り込み、総会で決戦投票という流れで決めました。この名前は僭越ながら私が考えた案でした。「日本語で」という希望もちらほらあり、私も最初は日本語で考えていたのですが、色々名前に込めたいキーワードを考えていくと造語となりました。 簡単に由来をご紹介します。

特徴を考えていくと、松の木を筆頭に梅、紅葉の既存樹、ウッドチップ舗装、木ルーバー・・・とまず「木」というキーワードが浮かんできます。樹木医、造園屋に見てもらい、できるだけ松の木の根っこを切らずに進めようとこのプロジェクトはスタートしました。外構の打合せも、松の木の根が落ち着くまでいかにサポートするかという所からスタートします。「木」と共に「根っこ」という言葉も私の中で印象強く残っていました。
そして「保存と継承」もプロジェクトのキーワードとして挙げられます。地主さんから引き継いだ土地の趣きを引き継ぎ、新たな住まいをつくる。その使命感のようなものをずっと持ち続けていました。
さて、キーワードは出てきましたが1つの言葉にするのは難しい 笑
言葉の響きを確かめながら出てきたのは以下の3つのワードです。
【Träd】(スウェーデン語) :木+【traditional】(英語):伝統的な(古くからあるもの)+【radical】(英語):語源がラテン語で「根っこ」の意味。「先進的な」という意味もあるので、古くからあるものの継承と新しくつくるものの融合のような意味で。
そんな経緯で生まれた名前が「Tradica」です。早速組合員からは「Tradicaの○○です」とメールが来て、嬉しくもあり気恥ずかしいような。
投票案やその由来を見ても、みんながこのコーポラを思う気持ちは共通していると改めて感じ、嬉しくなりました。それを糧に竣工まで気をひきしめていきます!