映画の場所を見る [01スタッフより]

staff 植田開

映画を観る時、ストーリーの展開する場所がどの様な空間なのか、いつも気になっています。
単位空間の形、それらの繋がりという順番で把握していくのですが、断片的にしか写されなかったり、時には台詞の中にしかヒントが無いといった場合もあり、なかなか難しい。


51H7-IdYjZL.jpgさて、突然ですが、オリエント急行殺人事件では、機関車-貨物車-食堂車-寝台車-ラウンジ車のうち、後半の3車両を舞台にしてストーリーが展開します、、、

このような空間の繋がりや各部屋の形を把握しておくと、シーン毎のアングルや役者の立ち位置に込められた意味がより具体的に見えてきます。
その他、内観と外観で整合性を取らないシーン優先のカットや、ストーリーとして問題無いのにしっかりと整合性が取られているカットと色々ですが、それはそれで面白い。
あ!違ってたとか、拘ってるなあ~というような。


また、完全な余談ですが、
物語の序章で、鉄道会社の重役ビアンキ氏も鉄道に乗り込みます。彼の客室は事件現場の隣。その後、事件発生前夜に探偵ポワロ氏にその部屋を譲る、、。
このビアンキ氏、あらかじめ犯人のセレブ達から根まわしを受けていたとしたら、、、
これはこれで、違ったストーリーが見えてきそうで、わくわくしますね。


というわけで、スクリーンとは違ったサブストーリーを想像しつつ、早く秋が来ないかな~といった心境です。


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