透ける素材:アルキャストグリル [ゼロワンの設計を語ろう]

アルキャストのグリル格子。装飾的なデザインが多く、うまく使われている参考例も少なくて、なかなか使う機会も勇気(?)もなかったのですが、ようやく使う機会がありました。
レースがかかったような柔らかな見え方が狙いで、日の光や照明の光などによって様々な影を落とし、時間や季節によって移り変わる深い表情が魅力的です。

今回のこだわりは、

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いかにフレーム枠をなくしグリルだけでスクリーンのように見せるかがデザインのポイントでした。フラットバーだけで細く細く、存在感を消すことに苦労しました。一般的な使い方である、フレーム枠の中にグリルをはめるようなデザインでは野暮ったくなってしまいます。

さらにスクリーン感を出すために、グリルと同じ柄をシルクスクリーンで印刷したアクリルパネルを組あわせ、ポジとネガの関係で対比させました。グリルは柄以外のところが抜けていますが、アクリル部分は反転して柄が白く抜け、夜間に光るようになっています。
エキスパンドメタル、パンチングメタル、木の格子、竹を編んだスクリーン、アイアンワークの格子、グリーンのスクリーン・・透けるスクリーンはいろいろあって、その時のデザインによってマテリアルを使い分けています。まだまだ、やりたいことはいっぱいありますね。


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