コミュニケーションの回路 [01スタッフより]

staff 安藤

学者であり、武道家でもある内田樹氏の「街場の読書論」をいま読んでいます。「街場の〜論」シリーズで有名ですね。

人が読む本を選ぶ基準は「こういう本を読む人なのだと他人から思われたい」という気持ちなのだと指摘され、納得。比較的分厚い本書は、「難しそうな本も読む人なのだと思われたい」という下心を持つ私には、うってつけのビジュアルです。

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本書のなかで、「自分の考えがいかに正しいかを押し付ける人」とそうでない人との違いについて論じていて、それが面白く、なるほどなぁ、と思います。

私はコーディネーターという役割上、クライアントに限らず、いろいろな立場の関係者と打合せをする機会があります。そういったときには、「自分の意見だけを一方的に主張してはいないか?自分の考えは正確に伝わっているだろうか?」ということを意識しています。よく会話をキャッチボールに例えますが、相手がボールを受け取って、投げ返してくれないと成立しませんから、まさにその通りです。

「コミュニケーションの回路を行き交う「コンテンツ」の意義や真理性よりも、コミュニケーションの「回路そのもの」が順調に機能しているかどうかを優先的に配慮する人間」(p360)でありたいと、いつも思います。


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