こだわりのデザイン--9:連窓サッシュ [ゼロワンの設計を語ろう]

前に「ポツ窓」のことを書いたが、今度は一転して大きな窓の話し。
幅が10m以上もあるサッシュと言うもの住宅では珍しいはずだ。
もちろんこんなに大きな窓は一つの窓ではなく、連窓サッシュと言って2-3mの窓をジョイントさせ、いくつかのサッシュを繋げてつくっている。
ここでのこだわりは窓の大きさではなく、自由自在なその組み合わせの部分だ。

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コストパフォーマンスに優れたアルミサッシュであるが、既製のアルミドアの場合、重みがなく玄関扉にはふさわしくない。下枠の大きさも気になる。僕はそのような場合アルミにこだわらずスチールやステンレスで製作することが多い。。
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室内からの写真を見て欲しい、アルミサッシュがいつのまにかスチールサッシュに切り替わり、扉もスチールのかまち扉なのだ。
この写真は三茶ハウスのものだが、三茶ハウスは全住戸がアルミサッシュとスチールサッシュの連窓を取り入れてある。
他に木製サッシュ、ステンレスサッシュとその場所その場所にふさわしいサッシュを製作している。
見回しても、窓と言えばアルミサッシュばかりだからと言って、
窓はアルミサッシュしかないと思うのは単なる思い込みで、思った以上にサッシュは自由なのです。
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コメント

あー。これがこないだ話していたアルミとスチール扉の組み合わせですね。なーるほど。

サッシワークはいつも大変で楽しいデザインのキーポイントですね。開口部にでてくるフレームは性能上必要になるものだけど、ただ細くて軽ければいいものでもないし、必要な存在感とか重量感とかいうものもあるし。

昔、北川原さんのとこで働いてたときに、彼の開口部のルールでなーるほど、と思ったことがあります。

「開口部と窓」というもの。
開口部は壁の欠如。ガラスを嵌めるならフレームレス
枠は可能な限り消す。
窓は内と外をつなぐものだから「フレーム」が必要。
枠は太いほうが効果的なものも多い。

というような。必ずしもこんな言葉づかいではなかったけど、要旨はそんな感じ。

そう考えると、ずいぶん楽になるものもある。
とにかく細くということにコダワルと費用との相談になるし、なーんだ太くてもよかったんだというところもたくさんでてくる。ただし、フレームの太さはその「窓」をどのような存在として考えているかを問われるから、人間に対するセンスが必要なのね。限界まで細くするよりもムズカシイカモ。


  1. 2005/07/05(火) 20:39:43 |
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  3. 2dk-hn #-
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ハイ、先にネタをばらしちゃったやつです。だから本当はもっと違うやつにしようかとも思ったけど、もう出来ていたから、、、、
違うやつは3方アルミ既製枠で下枠はステンレス製作ってやつで、室内外のつながりにこだわった結果生まれたもの。こだわった割には写真栄えしなかったというシロモノです。枠を消そうとするとアルミは不器用ですね。
開口部と窓は僕も概念的にはまったく同じように思います。これは窓なのか、開口部なのか?どちらかにできればまあ、合格。住宅の場合、どっちにもならない中途半端な開口窓がどうしても多くなっちゃうように思います。(と、言い訳。笑)池原先生もやたらとこだわっていましたね、窓と開口部。当時はわかったような判らないような、、、今も違った意味であいまいになっていたかもしれません。あと、パターンランゲージを翻訳した平田さんもかなり「窓」にこだわる方で、はき出し窓は窓じゃないと言って、立ち上がりをつくる。そで壁をつけることが窓の条件と言って必ずつくっていたなあ。
  1. 2005/07/06(水) 01:02:17 |
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  3. 伊藤 #GVtlOqMc
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