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GOOD DESIGN EXHIBITION 2016 [01スタッフより]

staff 安藤

東京ミッドタウンで開催されたGOOD DESIGN EXHIBITION 2016に行ってきました。

プロダクトで面白かったのが、歌詞がモニターに映るスピーカー。歌詞を読みながら音楽を味わうというのは、聴き方がCDを買うことからダウンロードへと変わったことで、確かに少なくなっていると思います。その変化が良いか悪いかという話は置いておいて、昔は当たり前だった体験をいまの技術で、という考えに共感します。

exhibition

プロダクトに限らず、おもしろい建築プロジェクトもたくさんありました。全体を通して感じたことは、「人と人とをつなぐ仕組み」が良いデザインなのだということ。

その好例が、電鉄会社の社宅をリニューアルしたホシノタニ団地。一般賃貸住宅にリノベーションするほか、共用部で定期的にマーケット等イベントを行うことで、社宅という閉じた社会から外に開いた社会に変化しています。ここで新しい人と人との出会いが生まれます。

また、1冊しか本を置かない「森岡書店」も印象的でした。本が1冊しかなかったら、集まるのはその本に興味がある人だけなので、集まる人同士の距離感は普通の本屋のそれとは全然違うはずです。著者と読者との間の距離を縮められるというのも面白いですね。

建築の造形的な格好良さばかりに目が向いていた大学時代、他人とつながるきっかけ等のソフトプログラムを考えることを疎かにしてはダメですよ、と教えられたことを思い出しました。社会人になり、建築をつくること自体が仕事になると、ソフトを考えることも忘れがちになります。人と人がつながる仕掛けに限らず、日常生活がちょっと豊かになるような仕掛けにはこういうものがあって、それを実現させたいからこの建築をつくる。という、最初にソフトありきの考えをもって仕事をするのも大事だなぁと、今更ながら思いました。

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