こだわりのデザイン-11:支持地盤は必ず確認 [ゼロワンの設計を語ろう]

これはJ-patioの試験杭の立会いのときの写真。
杭がない場合は支持地盤を目視できます。実際に掘り終えた地盤まで下りて、その上を歩き土を確認できます。しかし、杭の場合の支持層は、はるか土の中なので、慎重な確認が必要です。
ボーリングと言う地質調査を事前に行いますが、広い敷地の中で一箇所か二箇所しか行いません。何しろ相手は土の中、実際の杭を打つ場所の地層が事前調査と同じかどうかはわかりません。

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そこで必要になるのが、試験杭。
杭に関しては設計図どおりに施工すれば、それで良しと言ったような単純なものではありません。事前調査に基づいて仮定、想定をした設計でしかないから、仮定が正しいかどうかの確認が必要になります。
方法は実際に杭を打つ場所の土の確認です。たとえそれが雨の日であろうと、泥まみれになろうとも必ず立会いの元、確認をします。幸い、今まで事前調査と大きく異なるケースはなく、設計どおり、もしくは、ほんの微調整ですんでいます。
これこそ、後では誰も見ることも出来ない基礎中の基礎部分。建築とは基礎から地道な積み上げ作業。見えないところにこだわるのもデザインの一つ。
自分自身の安心のためにも支持地盤の確認は避けて通れない。
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コメント

試験杭当日はあいにくの雨。
現場でレインコートと長靴を用意してくれたものの、長靴は私には大き過ぎ、泥まみれになっての検査。
あれから2年近くが経ちます。
もう写真でしか見ることはできませんが、53本の杭が今も静かにJ-patioを支え続けています。
  1. 2005/07/07(木) 13:37:02 |
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  3. staff maru #/Owiz3dU
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