御茶ノ水の記憶 [01スタッフより]

staff 安藤

学生時代、筆記用具やスケール、エスキス帳といった建築道具を手にする場所といえば、御茶ノ水にある「レモン画翠」が定番でした。品揃えの良いお店に行って、店内を一通り見てまわるだけでも楽しいもの。店内に漂う鉛筆や絵の具のにおいが、やたらと創作意欲をかきたてる。実務経験のまるでない学生は、こうして道具を揃えるだけで、建築を生み出したような気分を味わうことができました。10年以上前の話ですが・・・。

社会人になってからはエスキスをしなくなり、それは私が建築設計に挫折した(と感じた)からなのですが、レモン画翠に行く機会もなくなってしまいました。しかし先日、御茶ノ水に行く機会があったので、久しぶりに立ち寄りました。何年も会っていなかった相手が当時の記憶そのままにそこにいてくれる。うまく言葉で表現できない嬉しさがそこにはありました。

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懐かしさついでに、10年以上お別れしていた学生時代の相棒・クロッキー帳を購入。こうして道具を手にするだけで、何か斬新なアイデアが生まれるような気がしてしまうのは、私だけでしょうか。

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賑やかな学生の街。バンドマンが集う楽器の街。さまざまな表情を見せる街ですが、私にとっての御茶ノ水は、酸っぱいレモンのように刺激的で、ビタミン豊富で身体にやさしいレモンのように豊富な知識を授けてくれる(そのためのモチベーションを与えてくれる)やさしい街です。

レモン画翠


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