植栽の生命力 [01スタッフより]
staff 安藤連休中は、帰省してゆっくり過ごしていました。
埼玉県は嵐山町(らんざんまち)というところで、
特に私が育った地域は畑や田んぼ、牛舎(!)が並ぶ、
絵にかいたような田舎まちです。

自宅からすぐ近くに親が管理する先祖の墓地があるのですが、
そこにいる「ある植栽」の力に、いつも驚かされます。

墓地の擁壁を伝っているのは、イタビカズラ(たぶん)。
常緑のツル性植物で、放っておくと壁や樹木を頼りにどんどん伸びていく
強い生命力が特徴です。
親に聞いた話では、別の場所から持ってきたイタビカズラを
擁壁のふもと(上の写真奥)に植えたところ、ぐんぐん伸びていったそう。
途中、擁壁の水抜きパイプの中に入って養分を蓄えたりしながら、
大きな擁壁の大半を埋め尽くすくらいにまで成長しています。
出発点を見るとその幹の太さに圧倒されますが、それにしても、
これが擁壁全体に広がるまでになるなんて、と思うと、
想像を超える自然の力を感じずにはいられません。

出発点・・・。これが擁壁全体に。

自分の力の小ささを実感させてくれるとともに、
もっと自分も日々成長を、と奮い立たせてくれる場所です。