ハザードマップ?大雨洪水警報?? [プロジェクト進行中!]
桜並木プロジェクトの敷地は、東京都が作成したハザードマップで見ると黄色エリア=「浸水の危険あり」に入っているのです。驚くことに、都内のあちこちが黄色で、海や川のそばなんて真っ青!ほとんど水没です。たとえば中目黒は言うに及ばず自由が丘駅に始まり、都立大、緑ヶ丘駅、学芸大、祐天寺駅周辺はすべて、(もちろん駅周辺だけでなく)つまり、ほとんどが浸水危険エリアになっています。本当かなあ。。。
過去の実績図を見ても、区役所で調べても、古くからの地元の人に聞いても計画地界隈で水害は無く、危険を感じたことも無いとのことなのですが、、、とは言え、あんな地図を見てしまうと自分の目で確かめたくなります。

前日からの雨もいよいよ激しくなるのか、大雨洪水警報が出たので、現地視察に向かいました。
素足に短パンをはいて、上半身はヤッケを羽織っての万全の準備をして、勇み足で出発したのですが、、、、どうしたのでしょう?雨が止んできました。それでもこの24時間の雨量はかなり多いはずなので、雨水の集水升マンホールの水位等をチェック。周辺の状況を見ましたが、まったく水害の心配につながるようなものは見当たりません。逆に水はけの良さに感心したくらいです。

更に翌日である今日は、絶好のタイミングで現場は試掘工事、土の中まで確認できます。地下水位はマイナス3.5m、ボーリング調査時よりも1.0m深い位置です、特に障害はなさそうなので予定通りの工事で進めることを専門工事業者も交え確認しました。
梅雨明けの大雨直後を周辺地域から土の中まで自らの目で確認。
結論としては、水はけもよく必要以上に水害の心配は要らない地域だと自信を深めました。ちなみに設計では前面道路が70cmほど水没しても、室内に浸水しないような設計になっています。安心安心。
ハザードマップは都内全域のいたるところ、丘の上でも浸水エリアであったり、、、とリスクを見すぎで逆にリアルじゃない感じです。実績図のほうが生々しくリアルです。いずれにしても、雨水をもっと大地に戻してあげるようにして、川や海に直接流れ込む雨水の量を減らす等の工夫は都市部と言えども大切ですね。