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スツール製作のワークショップ [01スタッフより]

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staff 安藤

以前自宅の家具を製作してくれた家具屋さんが、スツール製作のワークショップを企画したというので参加してきました。

つくったのは、無垢の木(今回はクルミ材)を使ったシンプルなデザインのオリジナルスツール。実際つくれるかどうか不安でしたが、それでもやってみたいと思ったのは、買うのとはまた別の愛着を持つことができるのではないかという期待があったからです。

ワークショップは相模原にある家具屋さんの工房にて。素人が一からつくることはできませんので、部材の加工は済んでおり、それを組み立てるという作業が中心でした。

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とはいえ、ホゾを金づちで叩いて(木殺しといいます)組み、接着剤の水分で再度膨らませたり、ホゾの断面に切り込みを入れて組んだのちにクサビを打ったりして、接合部の強度を持たせる工夫をします。えっこんなに不器用だったのか自分は、と半分びっくりしながらでしたが、ひとつひとつ作業工程を覚えていきました。

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ホゾの断面、鉛筆で印をつけている部分にのこぎりで切り込みを入れます

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切り込みをいれたところ

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脚部を組んだのち、切り込みにクサビを打ち、ホゾの断面を広げてがっちり固定させます

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このあと脚部からでっぱったホゾやクサビを切り、サンドペーパーをかけます

最後に座面をつけて、完成。入隅部分にはみ出た接着剤は仕上げのオイル塗布後に目立ってしまうので念入りに除去し、またサンドペーパーで全体を平滑に仕上げます。ひととおり終わった状態が、冒頭の写真です。

仕上げのオイルは持ち帰り、自宅で2日かけて2回塗りしました。多少のムラは見られますが、これも自分でつくることの醍醐味ということで・・・。

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今回スツールをつくって強く感じたのは、自分がつくることで特別な愛着が生まれるということ以上に、過程を知ることでつくり手の苦労や工夫、努力に気づき、つくってもらうことへの感謝の気持ちが増したということ。もしもつくる過程に関心を持たないで過ごしていたら、なかなか気づかないと思います。目に見えない部分も含めて、さまざまな工夫(一例として、木殺しやクサビ)があるからこその家具なのだと思うと、ありがたくも感じるし、より大切にしようと思えるのではないでしょうか。

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