ゼロワンオフィス設立30周年! [01スタッフより]

staff 安藤
ゼロワンオフィスはこの5月で設立30周年を迎えました。多くの方々に支えられ、ひとつの節目を迎えることができたのだと思います。関わりを持つことができた皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
設立30周年!ということで、現役スタッフだけでなく、ゼロワンオフィスから巣立ったOB・OGを招いて30周年を祝うパーティを先日行いました。それぞれの道を進み、活躍している卒業スタッフからは貴重な話を伺うこともでき、現役スタッフとしても刺激を受けました。ゼロワン初期の頃のスタッフをはじめ、昔のエピソード等に花を咲かせていました。
最後は出席スタッフ一同で代表の伊藤にサプライズプレゼント。記念品は花束と、30周年にちなんで鉛筆30本!ゼロワンオフィスのロゴ入りです。この鉛筆が少しづつ芯を減らしながらも長く使われ続けるのと同じように、ゼロワンオフィスもさらに長く建築の設計を続けていけるようでありたいという思いを強くしました。

30年前といえば平成元年。平成の歴史はゼロワンオフィスの歴史、と言っても良いのかもしれません(言いすぎでしょうか)。その時私は当然在籍しておらず、まだ右も左も分からない子供でしたが・・・。そんな頃から続いている仕事にいま自分が携わっているということを、誇りに思います。
そしてこの節目に元号は令和に変わり、新しい時代を迎えました。社会を取り巻く環境は大きく変わり、ライフスタイルも多様化しています。また、住まい手が主体となってつくるコーポラティブハウスについても、それに代わるような住まいの形がどんどん現れてきています。住む場所を所有せず、「他人と共有する」という考え方においては、いまシェアハウスが多くなっていますし、中古住宅を取得してフルリノベーションをすることで、自由かつ比較的安価に、自分らしさを表現した住まいをつくることもできます。企画者の視点に立てば、資金調達手法もこれまでは自己資金や銀行のローンがメインだったのに対し、いまだったらクラウドファンディングを使って出資者を募る(第三者を味方につける)といったこともできるかもしれません。このように住まいの選択肢が大きく広がっている現在、私たちが提供すべき価値はどこにあるのかということを、きちんと考えていかなければならないと強く感じています。
実際、いま取り組んでいるプロジェクトで新しいことに挑戦したりもしています。これからも、常識にとらわれずに新しい価値を提供できるような建築の設計を行ってまいりますので、これまでと変わることなく、どうぞよろしくお願いいたします。