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エッセイを読むこと [01スタッフより]

staff 安藤

エッセイにはその書き手の「本当」が描かれている。
エッセイを読んで人を知り、自分を知ることができる。
だからエッセイを読むのが好きだ、という意見に触れ、
なるほどなぁと思いました。
私もエッセイを読むとき、生々しい著者の「本当」を知って、
そこに自分の考えとの共通点を見出して喜んだり、
相違点を見出してそういう考え方もあるのかと驚いたりする、
そうした時間を楽しんでいるのかもしれません。

一方で「エッセイを読むのが一時期苦痛で」と言っている人がいて、
そう言えばそんなこともあるなぁと共感しました。
少し嫌な表現ですが、
「こう読んでほしい」「自分をこういう人だと思ってほしい」という、
書き手の作為的な匂いを感じることは、確かにあるのです。
作為的なものを感じない、まるで情報の羅列のような本に
触れたいと思うことは、誰にでもあるのではないでしょうか。

私はいまのところ、
書き手の「本当」に触れられる楽しさの方が勝っていて、
あまり作為的なものに嫌味を感じない方だと思いますが、
でも、そういう気持ちに鈍感になるのではなくて、
両方の感情も持ち合わせていたいなぁと思っています。
ただ、嫌な感情も強すぎると本を読みづらくなります。
さじ加減は難しいですね。

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