FC2ブログ


オーダーメイドの醍醐味 [01スタッフより]

staff 安藤

コーポラティブハウスを企画することで自由設計の楽しさを一人でも多くの人に知ってほしいと思っていますが、なにも自由設計を体感するための手段はコーポラティブハウスだけではありません。戸建て住宅だって同じですね。都内においては、「集まって住む」ことでかかるコスト(土地代や建物工事費など)を合理的に分担して、比較的安価に住まいをつくることができるので、集合住宅を企画することが多いのですが、本来戸建て住宅でも自由設計は可能で、むしろそれが自然です。要は戸建てにせよ集合住宅にせよ、あらかじめ決まっている間取りの住まいを「購入する」のではなくて、自分の暮らし方や好み、センスにあわせて「つくる」というプロセスが大事だと思います。

自分の好みに合わせてつくる、つまりオーダーメイドの良さというのは、住まい以外のものでも感じることができます。例えば自宅の間取りや雰囲気に合った家具。自分の体形にあわせてつくってもらうビスポークシャツ。足のサイズを採寸してもらい丁寧につくってもらう靴。好きなモチーフを伝えて自分だけのために描いてもらう絵・・・など実はたくさんあります。既製品の中にも素敵なものはたくさんありますが、しかし自分にフィットした、自分だけのものをつくってもらうというのは一つの贅沢であり、自分の暮らしを楽しくするために欠かせない手段だと思います。

私は、あるイベントで知り合って意気投合した家具屋さんに自宅の本棚兼机につくってもらったことで、オーダーメイドの楽しさを心から味わうことができました。その家具屋さんが先日、変わり種的な仕事としてキッチンカーの内装をつくったというので、見に行きました。

kitchencar.jpg

車のドアまわりは当然のように直線でなくなだらかに曲がっていますが、それにぴったりあわせて木を切り、内装をつくっています。クライアントはイベント等でこのキッチンカーに乗って自家焙煎コーヒーを淹れるのだとか。車の中に木のやわらかさが漂う空間が広がっていて、他にないオリジナルなキッチンカーになっていました。

kitchencar-2.jpg

キッチンカーの内装をつくることになるなんて思ってもいなかったよう。あくまでも家具製作が本業であるその家具屋さんは、「これでキッチンカー製作の問合せが来たらどうしよう・・・なんて思っちゃったけど、自意識過剰ですね」と謙遜していましたが、これはこれで唯一無二な仕事になるんじゃないかと思うくらいの、きれいで個性的な仕上がりです。

オーダーメイドに囲まれた暮らしは面白い!そのことを改めて実感した瞬間でした。

URL: