電車からの風景 [01スタッフより]
staff M.M.仕事帰りの電車の中。
車窓からぼんやりと外を眺める。
次々と広告が目の前を通り過ぎていく。
乗客をターゲットにし、ライトアップされた広告の群れ。
それとは裏腹に線路際に立ち並ぶ建物は、どれもこれもこちらに背を向けているように感じる。
こんなにたくさんの人の目に触れるのにもったいないなぁ、
とつい思ってしまう。
広告はあくまで営利目的で、その先には利益がある。
そういった意味では、ひとつの建築が直接的な利益を生み出すことは少ないかもしれない。
ただ街並や地域に貢献できることはあるはずだし、それを模索するのも設計者の役割だと思う。
これから先どのくらいの建築にたずさわることができるだろうか。
少しでも多くの人に感動を与え、共感を得られる建築を残していきたい。