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妹島和世と松居慶子 [建築家コラム]

今をときめく、ぴかぴかに輝く魅力的な女性二人、2人とも僕と大きく違わない世代です。
妹島さんの建築はスタディ模型がそのまま現物になったような「非建築的」なところがとても新鮮な驚きがあります。
図面を見ていても建築の図面に見えない(笑)パースを見てもまるで、、、
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■Jazzは黒人のものなんていうのは過去の話。今はこのような若くて美形の日本人女性の活躍が目立ちます。 かわいいイラスト。ところが、完成した写真を見るとちゃんと建築になっている。確かに図面やイラストと同じものが。それもよくパートナーを組んでいる西沢立衛氏と組んだ作品は特に、ディテールもしっかりとしていて非常にレベルも高く提案性もある新しい建築なのです。
本人はひょうひょうと建築にはあまり興味がありません。と、さらりと言ってのけるあたり、こりゃ勝てないなぁと思わず、うなだれてしまいます。
松居慶子は日本と言うよりアメリカで圧倒的な人気を博しているジャズピアニスト。
ビルボードを賑わし、全米スムースジャズ大賞を二年連続で受賞したりと輝かしい活躍はヨーロッパやアフリカにまで及んでいる。なぜか日本国内ではまだまだマイナーな存在。
その精力的な活動とは裏腹に子育てのために音楽活動を止めようと思ったこともあるし、今でも昼間はほとんど子育て中心で、ファンやスタッフの後押しがあるので続けているようなものです。と言ったスタンスらしい。
さてその音楽なのだが、ジャズって何なのだろうと思うくらい、いわゆる「ジャズっぽくない」。ピアノをがんがん弾くでもしないし、ヒーリング音楽のようなテイストでさらりとしている。いきなりハマルと言うよりは何気に尾をひくサウンドでもう一曲!一回と、ついつい手を伸ばしてしまう魅力があります。
妹島和世さんもそうだが肩の力を抜いて「さりげなく、っぽくない本物」を作る人がいる、、、さりげなく、あんなものができるわけがない。そして実績は「っぽくない」を堂々たる一つのスタイル「っぽいもの」にまで昇格させている。
彼女たちのような内なるエネルギーさえ感じさせない空気は作れそうでつくれるものではないし、建築っぽくないものをつくるのは勇気なのかアイデアなのか、、、そんなことを意識したり、考えてしまったなら、もはやできないことを知るべきなのだろう。
⇒他の同シリーズも読む「建築とジャズ」目次へ
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