エゴノキ [建築と植栽]
By T.Itoh北向きの地下ドライエリアに植えたエゴノキの話は、以前に書きましたので、今回はその後一年を経た様子です。
我が家のエゴノキは地下のドライエリアに植えられたからなのでしょうか?上の方は勢い良く成長して、土に近い下のほうの葉は小さくて量も少ないです。これは我が家やエゴノキに限らず、ほかの例でも目にしたことのある現象です。葉にとどまらず、枝もどんどん上へ上へそして、横へ横へと伸びますが、下のほうは枝もあまり伸びません。

これって??単に日常的に樹の足元ばかりを見ているから感じただけで、樹の成長としては当り前のことなのかな??よくわかりませんが、ちょっと気にはなります。それより落葉も下のほうの小さな葉から始まって、上のほうが最後まで残るのは、普通じゃないと思うのですが・・・おそらく、これはドライエリアに植えたからだと思います。

エゴノキは枝振りが綺麗なので、葉がない冬の時期も十分鑑賞に値します。冬らしくてそれがまた良かったです。新緑の明るい緑も本当に綺麗で、生活に潤いを与えてくれました。樹が身近に一本あるだけでこれほど季節を感じることができるなんて、想定以上と言うのが実感です。残念だったのは、期待していた花が咲かなかったこと、去年はちょっとしか咲かなかったので今年に期待していたのに、結果はなんとゼロ!;;。
それでも植えてから1年目の今年の夏前には早くも剪定が必要になるくらい元気に育っています。地下の北向き、コンクリートに囲まれたドライエリア、さほど心配はしていませんでしたが、やっぱり元気な姿にはほっとしてます。
和製スノーベル、花は来年に期待です。それよりこれからまた紅葉のとき、それはそれで楽しみです。

名前:エゴの木
別名:チシャノキ
学名:Styrax japonica
属性:エゴノキ属エゴノキ科
花期:5-6月
実期:
形態:落葉の小高木
地域:北海道・本州・四国・九州、琉球・朝鮮・中国
メモ:短い枝に1-4個の白く可愛い5弁の花を付ける。
果皮にはエゴサポニンが含まれていて、石鹸代わりにしたり、麻酔作用を利用して、魚取りに使ったりする