楓(カエデ) [建築と植栽]
staff 大久保楓(カエデ)の特徴はなんといっても葉の形。
カエルの手に似ている事から楓(カエデ)と名付けられたそうですが、少しずつ違った葉の1枚1枚が合わさって1本の木になっている、そんな樹木だと思います。
今年3月に竣工したクランカにも、大きな鉢に入ったカエデがあります。
写真は最近撮ったものですが、少しだけ紅葉していました。

楓(カエデ)は別名紅葉(モミジ)とも言われていて、植物分類上は同じですが、楓のなかで特に紅葉の美しい種類を紅葉(モミジ)と呼ぶ説があるそうです。
イタヤカエデやイロハモミジ、ヤマモミジなど樹種は多種多様です。
また、楓(カエデ)は、メープルと呼ばれるフローリング材としても好まれており、細かい木目で優しいピンク色をしたナチュラルな表情が特徴的です。
カナダを代表する樹木の為、国旗のモチーフとなっていたり、カナダ産のカエデの樹液からとったものに「メープルシロップ」があったりと、私達にとって身近な樹木の1つと言えますよね。
個人的に、樹木を育てるのが趣味な私は自宅のバルコニーで小さなカエデを育てています。
色々な種類の樹木に囲まれながらも、特徴的な葉の形をしたカエデには独特の存在感があると思っています。
(下の写真の右下にあります。ちなみに写真は春に撮りました。)

名前:カエデ(イタヤカエデ・ウリハダカエデなど)
モミジ(イロハモミジ・ヤマモミジ・ノムラモミジなど)
属性:カエデ科カエデ属
形態:落葉広葉樹
植栽分布:本州の東北南部以南・四国・九州
特徴:約150~200もの種類があります。