アズキナシ [建築と植栽]
staff 藤田「建築と植栽」シリーズも着々と続き、はや12弾!
このシリーズを始めてから、
街で植栽を見るときに「これはどんな樹だっけ?」と
ブログを思い出すようになりました。
みなさんの頭の片隅にも留めていただけることを
願いつつ。。。

今回の樹はアズキナシです。
「小豆」と「梨」。
その名の通り、
実の色と形がアズキに似ている、果実が梨科であることに
由来しています。
ゼロワン竣工物件の中では
sakuramiraのシンボルツリーとして
エントランスで植えられています。
居住者、訪問者の方を出迎えるだけでなく、
緑道を歩く人々の目も楽しませてくれます。
春の終わり頃、白い花が咲き始めます。
花や葉はサクラに似ていて、
花が散った後の新緑もきれいです。

秋には写真のような赤い小さな実が鈴なりにつきます。
この果実は果実酒としても利用されるということを
今回知り、1度味わってみたい!と思いました。

実のなる頃に果実酒をつくり、
花の咲く頃に花見をしつつ、果実酒を味わうというのも
風情があっていいですね。
名前:あずきなし(小豆梨)
別名:カタスギ、ハカリノメ
学名:Sorbus alnifolia
属性:ばら科ななかまど属
花期:4~6月
実期:10~11月
形態:落葉高木
地域:沖縄を除く全国
メモ:5弁の白い花をかたまって上向きに咲かせる。
山地に生え、花径10mm程度。花茎が目立ち、葉が大きい。
冬に10mm程度の赤い実がなる。
実は裏白の木に似ている。
赤紫の小枝に白い斑点があるので秤目(はかりめ)と呼ばれた。