オオイタビ [建築と植栽]
staff たか
日当たりでも日陰でもよく育ち、塀やフェンス、石垣など壁面緑化に多用されるオオイタビ。ツル性の植物で、茎から気根を出して、90度の壁でもどんどん這っていくのが特徴です。 ゼロワンオフィスでは、2005年1月に竣工したT-treppeの共用部に植えられました。下の写真を見ると、当初は植えたばかりで弱々しかったものが、だんだんと成長し、現在では壁面が見事に緑化されていることがわかりますね。

■2005年10月の様子。

■2006年10月の様子。

■2008年1月の様子。
* 写真ではわかりにくいのですが、ツル性の植物で壁面緑化をする際は、地面を這わないように先っぽをテグスなどの糸を使って引っ張ってあげるのがコツなのだそうです。
一般的な戸建てやマンションでは、新築時が住まいにとってのベストな状態だと思われがちです。
それに対して、植物はもちろん、「住人同士のコミュニティ」や「インテリアと住まい手のライフスタイル」などなど、建物全体が時間の経過とともに熟成されていく・・・。それが、コーポティブハウスに住む大きな魅力ではないでしょうか。
名前:オオイタビ
別名:コズタ
学名:Ficus pumila
属性:クワ科イチジク属
花期:5~7月
実期:10~11月
形態:常緑ツル性木本
地域:本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄