4001の願い [建築家のオフタイム]
バーバラ・アン キプファー (著)、Barbara Ann Kipfer (原著)向井 千秋 (翻訳),、向井 万起男 (翻訳)
アメリカで生活する宇宙飛行士の向井千秋さんが入院している友人にプレゼントするために、たまたま選んだ本「The wish list」の不思議な魅力に取り付かれ、自分用と日本にいるご主人に送るため為に2冊購入し、ついには夫婦で翻訳してしまったという本。

内容は10歳から100歳の人に書いてもらったという願いごと。それはほんの小さなものであったり、もしくはとてつもなく壮大な夢がほんの一行程度の短い文章で、たんたんと箇条書きのようにつづられているだけのものなのだが、この本を開いた瞬間、いきなりガーンと衝撃に襲われた。 「いつからそんな、つまらない男になったの?」とでも言われているかのように思えた。それが衝撃の正体だったのかもしれない・・・・少なくともハッと我に返り、今の自分は?と、思わず問いたくなるようなショックがあった。
読みつづけていくと、次第に「夢ねえ・・」と言ったため息がふと漏れたりもした。僕の夢はなんだろう?と戸惑ったり、人の夢に勇気をもらったり、ぷっと吹き出したり、新しい発見に驚いたり、さわやかな気持ちになったり、、、、とにかくいろいろな感情がこみ上げてくる自分が判ります。翻訳に加え、向井夫妻が書き足した200 の願い、そのユニークな願いに素敵な夫婦関係や人柄がにじみ出ていて、この本の魅力をいっそう増しています。本を閉じるときはホンワリとした気持ちになっていることが多い本です。実は僕もこの本、女友達にもらったんだけど、なかなkプレゼントに最適な本だなと思いまいまた。
“4001の願い:the wish list"に対して?そういえばちょっと前の日経ビジネス・アソシエ。こっちは「しないことリスト」と来たか!なるほど。思わずこっちも読み直してしまった。
