02.HIROSHIMA [椅子の話]

staff たか

広島の木工家具メーカー「マルニ」よりこの春発表されたのが、深澤直人デザインによる『HIROSHIMA(ヒロシマ)』。
制作にあたってはハンス・ウェグナーの「Yチェア」に並ぶ定番つくることを目指したそうですが、「Yチェア」と写真のアームチェア、両者には共通して、動物の骨格や樹木の枝を思わせるようなフォルムを感じます。

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■HIROSHIMA アームチェア/制作年:2008 サイズ:W566・D530・H765・SH420
実際に木製イスは、プラスチックや金属製のイスと違い、座った時の力のかかり方が正直に形に反映されるので、材と材の組み合わさる部分には膨らみを持ち、それ以外の部分は自然と細くなっていき、シンプルながらも無駄のない形に集約されていく傾向があるようです。
先日ショールームで実際に座ってみた際も、見た目こそ華奢な印象でしたが、座ってみると体に吸い付くような安定感があり驚きました。説明によると、最終形に至るまでは、深澤さんとマルニの職人さんとでミリ単位の緻密な変更を何度も重ねたのだそうです。

座り心地はもちろんのこと、表面の手触りや光の陰影に至るまで、深澤さんのデザインへのこだわりを感じられるこのイス。その一方で、職人さんの高い技術力が無ければ完成しなかったのでしょうね。

「カッコイイ」と思うイスは、インテリアショップに行けばたくさんありますが、このイスは実際に自分が「使いたい」と思えるイスのひとつです。

マルニ
MARUNI COLLECTION 2008 BY NAOTO FUKASAWA
*ゼロワンでは、マルニの代理店をしています。HIROSHIMAの他、nextmaruniなどをご希望の方はzero-one@01-office.co.jpまでお問合せください。

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