長い付き合い [Goods]
30年前の万年筆が出てきて思ったのですが、そう言えば、ずっと現役で一番長い付き合いをしているペンたちはこれなんだなあと。ステッドラーとカステルの芯ホルダーと芯削り器に文鎮。それこそ、30年以上の付合いです。
これは鉛筆の芯だけをホルダーに入れて使う筆記用具で、写真にあるような芯削り器で芯を研ぎながら書くものです。芯は鉛筆と同じ2mmの太さがメインでスケッチや作画用に3.2mmと太くてやわらかいものもあります。
これは設計をやってる人以外はあまり使わないものかもしれませんね。それも、使い込んでるのは僕ら世代の象徴なのかも知れなくて、今時の若い人はほとんど使わないし、上の世代もあまり使ってないと思います。当時の僕らの世代だって、既にシャープペンシルが主流だったのですが、学校で受ける最初の製図の授業は鉛筆もしくはホルダーと決められていて、建築学生になった気分を実感、満喫するためにも建築科の学生の間でホルダーは必須アイテムになったました。
今ではCADと言ってパソコンで「作図」するのがほとんどで、紙に「製図」しなくなりましたが、スケッチをしたりする筆記用具には未だに欠かせない道具がこのホルダーなのです。
写真にある丸いものはセーム皮で包んだ純鉛製の文鎮、簡単な製図のときやスケッチの際に紙を抑える時に使います。