素材選び [01スタッフより]
staff fujita春になったと思ったら、今日は初夏の陽気ですね。
さて、今日は自然光の下で、素材選び。一部良く使う素材のものはあっても、大半の素材はそれぞれの物件によって選んでいます。頭の中に素材のイメージはできていても、実際に並べてみないと気づかないこともあるので、素材を決める際にはこのようにサンプルを並べて話し合います。

同じ白でもメーカーが変われば色もツヤ感も微妙に違いますし、自然光の下で見るのと蛍光灯の下で見るのでも変わります。
設計者にもよるのですが、設計の初期段階ではどちらかといえば、素材の優先順位は低いです。ゼロワンでは、光の入り方であったり、空間をまず検討し、その後空間のイメージに合わせて各々の素材を選んでいくという流れが一般的です。
素材を選ぶ時点で、その建築物の芯は確立されているので、イメージはスタッフ間でも共有されているのですが、こっちもいいかな、いややっぱ違うな、とサンプルを組み合わせながら、気づけば打合せが長時間に及ぶこともしばしば。既存のもので満足できない場合は、特注でつくってもらうこともあります。
時には施主自ら左官仕上げに挑戦したり、材料を調達してくることも。一緒に素材を選び、つくる。そんな作業も楽しみの1つです。