マズローの法則と住宅および設計 [murmur語録]
ほんの思いつきで書いたマズローの法則が思いのほか好評なので、「ズにノッテ」もう一発。住宅におけるマズローの法則です。

第一段階-生理的欲求:単純に雨風を防いでくれ、快適な室内環境を望む。
第二段階-安全の欲求:そのままです。安全な家、安心な家を望む。
第三段階-親和の欲求:ここが我が家という安らぎを求める。
第四段階-自我の欲求:人から一目を置かれる家を求める欲求。
第五段階-自己実現欲求:自分らしさ、好みを満たす住宅を求める欲求。
第六段階-奉仕欲求:町並みや地域に貢献できるたたずまい。
どれも、100%と言うのはありえません。そもそも、100%の定義づけが人によっても異なるでしょう。当り前に感じる、このような住まいに対する要求を我々設計をする側も住まいを求める人たちも再認識する必要があるのかもしれません。
更にもう一発!設計事務所におけるマズローの法則とは? 第一段階-生理的欲求:単純に食べていけるかどうか、利益追求
第二段階-安全の欲求:事務所を継続的に維持していく、安定した経営。
第三段階-親和の欲求:事務所の存在を認めてもらうこと。存在価値です。
第四段階-自我の欲求:一目置かれる事務所、尊敬される仕事を求める。
第五段階-自己実現欲求:仕事を通して自己表現でき、成長できること。
第六段階-奉仕欲求:社会に貢献し、人から感謝される仕事。
設計事務所と言うより、企業のあり方や働く姿勢は共通かな。ただ、専門職といわれる職業の人たちはついつい、足元より、理想を追いやすい傾向があるかもしれません。商売ではないと言ったプライドと誇りを持っているからでしょう。
⇒アメリカの心理学者マズローの法則」も読む