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Sound of Silence:歌詞を読む [建築家のオフタイム]

...People talking without speaking. People hearing without listening....
「知らぬ間に脳裏に植えつけられた闇の病魔は確実に成長を続けている
なのに人は目的もないことをただしゃべり、耳を傾けることもなく聞き流すばかり、、、警告は身近なところにある、静寂な音の囁き。」(作詞:P.Simon/訳:伊藤正)
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■アルバム「サウンド.オブ.サイレンス」
5番まである歌詞それぞれのきれいな結び方がイメージを膨らませる
・・・Within the sound of silence
・・・And touched the sound of silence
・・・Disturb the sound of silence
・・・And echoed in the wells of silence
・・・And whispered in the sound of silence.

ポップスの歌詞とは思えない内容と構成で、これを若干20歳すぎに書いたと言うのだから恐れ入る。聞くと聴く、話すとしゃべるなどを英語では、明確に使い分けているのを絶妙に引用している。
知らないうちに蝕まれ、広がる闇の病魔は「自己」「企業内」「社会」「夫婦間」どこにでもあるものだ。目に見えないテーマが「間」の空間を生み、聴くものに奥行き感を与えている。無痛の痛みのように相反する言葉の掛け合わせ「Sound of Silence」詩的であり、響きも美しい。

言葉(素材パーツ)を吟味の上、その言葉により美しい響きを導きだす素材の活かし方。歌詞と言う限られたスペースの繰り返しの中において、一つのコンセプトを決め統一感を持たせる知的操作。パーツが集まりエレメントを形成、その集合体が全体として一つにまとまり、深いメッセージを伝えるように組み立てていく。
正にこんな建築を目指したい。
⇒「Sound of Silence:とサイモン&ガーファンクル」へ
⇒「Sound of Silence:曲を分析」へ

コメント

 そのような建築が成立するためには、施主も建築家に投げかけるだけのモノを持っていないといけない、ということですよね。 そうなると商業施設のほうが成立しやすいのか、とも思えます。
  1. 2005/04/18(月) 17:22:24 |
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  3. kzuyuki #-
  4. [編集]
kzuyukiさんこんばんは、
集合住宅の場合、それぞれの住戸が歌詞で言うところの1番や2番にあたると考えました。スペースの限られたと言う意味もあります。その集合体が一つの建築(曲)になるので、コーポラの場合にこそ目指したい姿なのではと考えています。
alleyからパティオまでの場合は全体のイメージをまとめ、それを崩さないように分解(分割)するやり方でした。
treppeで初めてパーツを組み立てていくと言う逆の組み方を通して、全体の統一感を作り出すと言う手法を試みました。
今度はもっと、treppeを発展させ、パーツの集まりをデザインのモチーフにしたものを作ってみたいなあと、もくろんでいます。
話は飛びますがkzuyukiさんもコルビジェの家具ですね、ソファ。
  1. 2005/04/18(月) 22:29:22 |
  2. URL |
  3. 伊藤 #GVtlOqMc
  4. [編集]
パーツを組み上げて1つにまとめる、コーポラならではのデザイン手法でコンセプトの明快な建築が期待できます。
建築バカなスタッフとしてはどう発展させるか楽しみです。
ちなみに集合戸建*もこの発想が下敷きにあり、それぞれの一戸建てをいかに結び付けていくかがポイントですね。
町並み造りという観点からみても、今後が楽しみです。
http://www.01-office.co.jp/project/denen/index.html
  1. 2005/04/18(月) 23:35:15 |
  2. URL |
  3. staff 中島 #sZuoGHFE
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