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樹齢百年?松の木の保存 [tradica[吉祥寺]]

staff かん

吉祥寺東町コーポラティブハウスは樹齢百年とも言われる既存の松の木の保存がひとつのテーマとなっています。
設計上もなるべく松の木を避けるよう計画しているものの重機の乗り入れや資材の搬入、現場の安全性等、もろもろ考慮していくと徐々に足元が削られていきます。
今回は武蔵野市役所から樹木医の紹介を受け、アドバイスを頂きました。

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樹木医、造園屋、施工会社、そして設計者!


やはり気になるのはどれくらい根を刈りこんで良いのかです。
樹木医からのアドバイスによると根を残す範囲は移植の際の目安を参考にして幹直径の3~5倍とのことでした。どうやらそのくらいは残せそうです。
また根を切った場合は新陳代謝の需要と供給のバランスをとるために上部の枝も落す必要がるそうです。
今回の場合、野木に近く枯れ枝も多く半分くらいの枝を落として問題ないようです。

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伐採前の松

さてこの先は現場の造園屋さんの知識と経験がたよりです。
樹木医さんとのハイレベルな会話をきいているとまず問題はないでしょう。


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伐採後の松

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伐採した枝の山!

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カラスの宝物発見!


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そして只今現場は根切り工事の真っ最中です。

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